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大興印刷の設備など、より詳しく解説するページです。

特殊印刷・後加工について4


本の表紙と本文を接着剤で接合する製本には、「あじろ綴じ」と「無線綴じ」があります。

無線綴じ

 無線綴じは、折った本文の背側を3mm落としてガリ入れ(ギザギザ加工)を行い、このガリ部分に接着剤を浸透させて表紙でくるみます。
 折丁はバラバラの状態となり、スリットのように奥まで接着剤を入れないので、見開きやすい仕上りで、マンガ雑誌や文庫本などに用いられます。

あじろ綴じ

 あじろ綴じは、本文を折る際に、折丁ののど側にスリットを入れます。その後、接着剤で表紙と接合しますが、このときに折丁のスリットに接着剤が浸透させることで、本文が欠落しにくくなります。
 折丁は背がつながった状態を指します。スリットまでのりが浸透しますので開きに強く、ソフトカバーの書籍、コミックス、ムック本など多様に用いられます。
【折り丁・折丁】(おりちょう)製本のために折り畳まれた刷り紙で、本の中身を構成する一単位。一六ページ分が基準だが、四ページ・八ページあるいは三二ページを一単位とすることもある。折り本。

 

 

メモ帳、便箋、伝票などに用いられる製本方式(はがして使うものは天のり)で、天側(綴じられている方)をのりで固めて、その後に表紙でくるみます。
のりで固める際は、台紙となる板紙を挟んでおき(もしくは目印の合紙)、数10冊分を重ねた状態でまとめてハケでのり付けします。
のりが固まったら1冊ずつはがして、表紙を付けます。
そうすることで時間が経ってものり付け部分がばらけにくくなります。

 

右開きの本(本文がタテ組)は「地袋(ちぶくろ)」といって下に袋がくるように面付けして、
左開きの本(本文がヨコ組)は「天袋(てんぶくろ)」といって上に袋がくるように面付けします。

 

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